③ワクチン接種は、午前中接種がよい。

 『インフルエンザ等のワクチン接種は、交感神経活動が盛んな昼間特に午前中に、接種することで免疫応答が強く起こり、予防効果を最大限に引き出すことが可能となる。』
と大阪大学の研究グループが報告した。

 交感神経の活動性は、ヒトでは昼間、夜行性のマウスでは夜間にピークに達する。マウスの検討では、交換神経の活動の高まりとともに、リンパ球がリンパ節からの脱出を抑制することでリンパ節内のリンパ球数が増加することが解った。実際、交感神経の活動性が高まる夜間にマウスにワクチンを接種したところ、昼間よりも強い免疫応答が起こり、高いワクチン効果が得られた。