@ワクチン(予防接種)について
 赤ちゃんが、“はしか”(麻疹)に罹ると、二度と“はしか”に罹りません。このような赤ちゃんは、“はしか”に免疫を持っていると言います。「免疫」とは「疫(やまい)」から「免(まぬが)れる」ということです。
 免疫ができる病気は、“はしか”をはじめいくつか知られていますが、実際に罹ることなく免疫だけを作ることができれば、一生涯その病気に罹ることなく過ごすことができます。その方法がワクチンです。医科学の発達につれ、健康な時、特に赤ちゃんの時期に、あらかじめ免疫を作り上げる工夫が色々となされ、現在では、数多くの病気でワクチンによる予防が可能となりました。
 新たにわが国で認可されたものに、肺炎球菌ワクチン(小児用)、インフルエンザ菌b型ワクチン(ヒブ)、子宮頸がん予防ワクチンがあります。
 ワクチンで予防できる病気については、できる限りワクチン接種を行うべきだと考えます。当クリニックでは、定期接種はもちろん任意接種ワクチンを積極的に勧めています。
 もれなく希望のワクチン接種を行うには、前もってワクチン接種スケジュールをホームドクターと相談し、決定しておくことをお勧めします。

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